勝だるま
7月28日(日)勝運の寺!勝尾寺へ参拝。
勝尾寺へ向かうまでの峠では、ロードバイクをやられている方がたくさんいらっしゃいました。
北摂ヒルクライムの聖地といえば、『勝尾寺ヒルクライム』というだけあって大勢の方に会いました。ヒルクライム(hill climb)とは、主に峠や山道の決められたコースを、ロードバイクを中心としたスポーツバイクで登る競技もしくは乗り方のこと。登り切った後の達成感や爽快感は格別で、次もまた登りたくなってしまう魅力があるそうです。
皆さん、『勝尾寺』の入り口付近で休憩されております。
勝尾寺
勝尾寺は真言宗のお寺です。入山料金は、大人400円。
大阪府箕面市の勝尾寺は、1300年の歴史を誇る高野山真言宗の寺院でたくさんのダルマで知られ、全国から参拝者が途切れません。勝尾寺に奉納された数多くのダルマは合格、商売繁盛、恋愛成就、スポーツの勝利と様々な祈願が成就した証拠です。
山号は応頂山。西国三十三所の第23番札所。開山は開成(かいじょう)、本尊は十一面千手観世音菩薩である。寺号は「かつおじ」「かちおじ」などとも読まれています。
伝承によれば、勝尾寺の草創経緯は次のとおりである。神亀4年(727年)、 藤原致房の子の善仲、善算の兄弟はこの地に草庵を築き、仏道修行に励んでいた。それから約40年後の天平神護元年(765年)、光仁天皇の皇子(桓武天皇の異母兄)である開成が2人に師事して仏門に入った。宝亀8年(777年)、開成は念願であった大般若経600巻の書写を終え、勝尾寺の前身である弥勒寺を創建した。そして、数年後の宝亀11年(780年)、妙観が本尊の十一面千手観世音菩薩立像を制作したと伝えられる。
その昔、天皇の病を修したことから『勝王寺』と呼ばれ、歴代の覇者たちも戦の勝利祈願に訪れていたそうです。それでは畏れ多いと呼び名はそのままに、「王」を「尾」の字に変えて勝尾寺としたそうです。
何といっても、勝尾寺のシンボルである”勝ちだるま”を授かって、商売や受験、就職など、さまざまなシーンの勝利を祈願できます。
山門
山門には、「応頂山」の扁額がかかげられています。
境内から見る扁額は、清和天皇が最初に命名したという『勝王寺』になっています。身落としなく!ご覧ください。
お迎え地蔵さま
山門に入る前に、『お迎え地蔵さま』がお出迎え!
お迎え地蔵さま
当山に参拝された皆さまを穏やかなお姿でお迎え下さっている地蔵さまです。お迎え地蔵さまに手を合わせて
ご真言 おんかかび さんまえ そわかと三回お唱えしてから 山門に向かって下さい。
弁天池
弁天池に霧が立ち込めています。(人工で作っている?)
弁天池に浮かぶ『弁財天』が見えます。霧が立ち込めています。
弁天池に住むたくさんの鯉にエサをあげることができます。大きな鯉とのふれあいが楽しめます。
所々にダルマがおいてあります。
本堂に向かう階段。けっこうあります。
車いすの方は、こちらのスロープ状の道から本堂に向かうことが出ます。
『多宝塔』が見えてきます。
一願不動尊
このお不動さまは 一つの願い事のみを叶える不動明王として古くから信仰されて来た仏さまです。
勝ちダルマ納め所
たくさんのダルマは、願いが成就した人たちが奉納したもの。証拠に、左目(向かって右側)に目玉を書き込み、願いが成就したら右目(向かって左側)に目玉を書き込むのです。(両目が書きこまれています)
水瓶から水が落ちるタイプの手水舎になっています。
三宝荒神さま
日本最古の荒神社。延宝5年(1677年)旗本菅沼隠越中守娘の白髪が参拝によって黒髪になったなど、多くの伝承が残されています。神前で鈴を鳴らし、「おん けんばや けんばや そわか」という真言を三回唱えます。
鎮守堂
開山堂
鎮守堂と並んで建つお堂で、善仲、善算と開成皇子の木像が安置されているそうです。
水掛け観音さま
水掛観音さまが安置されています。水掛観音さまにお水をかけてお参りしました。
大師堂(四国八十八カ所お砂踏み)
弘法大師(空海)様を祀り、ゆかり深い四国八十八ヶ所のお砂踏みができます。お砂を踏む事により各霊場にお参りした事と同じ功徳が与えられるといわれています。
さっそく、お砂踏みを始めました。大師堂の周りを囲むように左手の入り口から入って、右手の出口が出てきます。
第一番『霊山寺』 → 第二番『極楽寺』と順番にお地蔵さまの下にあるお砂踏みをおこなっていきます。
第八十七番『長尾寺』 → 第八十八番『大窪寺』で終わりました。
本堂
西国二十三番札所のご本尊十一面千手観世音菩薩さまが祀られています。
祈願するところに五色の紐が垂れ下がっています。軽くにぎってご縁が結ばれたようです。
勝ちダルマがあります。サイズによって値段が違います。
勝運目出しダルマ守(1,000円)を授かりました。
お持ちになられている方が試験、選挙、スポーツ、芸事、商売など人生あらゆる場面で勝運の芽が出るように特別祈願されています。
ダルマの頭から御本尊十一面千手観世音菩薩の御姿が見えます。
総合受付所で西国二十三番札所御朱印を授かりました。
『厄除けの鐘』を鳴らすことができました。
不動堂
不動明王さまが祀られている仏堂です。三間四方宝形造、銅板葺。
総合受付所と不動堂の間にある『御神木』。
二階堂
第四第座主証如上人によって建立されたお堂。法然上人第五番霊場とされるお堂が二階堂です。鎌倉期の法然は、ここに3年10カ月の間居住しました。念仏三昧の日々を送り、夢の中に現れた善導大師によって、浄土宗本基の戒を授けられたと言われています。
多宝塔
剛界大日如来さまが祀られている多宝塔。鮮やかな朱色が自然あふれる周囲の風景にとけこんでいます。
二階堂(右)と多宝塔(左)が並んで見えます。
弁財天さま
弁財天さまを祀っています。
弁財天から右方向に滝があります。
花の茶屋
広い境内が見渡せる憩いの場「花の茶屋」。喫茶のほか、参拝記念品や土産物などの販売をしています。
まとめ
山門を抜けてからの境内は広く、とてもきれいに整備されており、参拝に訪れる価値ありのお寺でした。勝運のお寺らしく、たくさんのダルマが奉納されていました。
勝尾寺は、人生全てに「勝つ」寺としてその信仰の歴史をたどっています。商売、試験、病気、選挙、スポーツ、芸事等あらゆる勝負や願い事の御祈願の寺です。『勝運目出しダルマ守』も授かったことだし、勝ち運に恵まれますように(合掌)
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